自分で事業を行っている場合や、不動産投資を行っている場合に、事業用不動産を所有するという事はあるであろう。自分が実際に使用する場合、つまり実需がある場合は、事業用不動産を購入してリスクは小さいものとなるが、不動産投資の対象不動産として事業用不動産を保有する場合には、さまざまなリスクが伴う事になり、そのリスク管理が必要となってくる。事業用物件の場合は、比較的床面積の大きいものとなってくるので、リスクも大きくなる。事業用物件の投資といった場合、オフィスビルのワンフロアをイメージしやすいが、投資額を抑えたければ、マンションのワンルームなども事業用物件として検討対象となる。また、住居用投資不動産とは異なり、事業用物件の場合は、店舗や倉庫として貸し出す場合もあるので、1階が好まれることもある。これらの点に注意をしながら、どのような用途の事業用物件に投資していくかを考えていく必要がある。まずは、この点に注意するべきである。では、実際に事業用物件に投資したいという場合、どこに当たれば良いのだろうか。もちろん、いずれの不動産会社でも、ある程度の事業用物件情報は集まるであろう。但し、集まってくる情報はごくわずかであるからにして、これらの情報から選ぶというよりも、事業用物件を専門に扱っているような会社に問い合わせるのがよいであろう。このような専門会社はインターネットで調べれば容易に検索することができる。まずは情報を収集することから始めよう。
資産運用の候補として株式や不動産(住居用物件、事業用物件を問わず)、金や商品といったものが挙げられる。とりわけ不動産については、その流動性の低さからそして、1物件当たりの投資額の大きさから慎重になりがちである。思い切って、不動産投資を行ったとしても、その後発生する空室リスクなどに気をもまなければならない。これらの不動産に特有のリスクを抑えつつ、不動産に投資することができる金融商品というものが、世の中には存在するのである。それは、上場不動産投資信託いわゆる不動産リートである。
上場不動産投資信託いわゆる不動産リートは、上場会社の株式と同様に株式市場で売買が出来る不動産を対象とした金融商品である。投資家から出資金を集め、個人ではとても投資できないような事業用物件等、大型な物件に多数投資することで、空室リスクのリスク分散をはかることができる。また、購入する物件も一つではなく複数にわたるので、それが不動産リートの運営会社の方針によっては、地域を分散し、一極集中を防ぐことを図ることもできるのである。不動産リートの中には事業用物件を専門に扱うものもある。
自力で、しかも不動産の投資対象としてオフィスビル等の事業用物件を探すのは、初心者にはとても容易なことではないと思っている。利便性の問題のほか、設備の問題なども絡んできており、特にワンルームマンション投資の様にサラリーマンが副収入として運用する物件としては事業用物件は不適切ではないかと思う。さらに、事業用物件の場合、日常の管理を行ってくれる会社も少なく、そういう意味でも対象がせまくなってしまうのである。では、どうしても事業用物件に投資したいという場合、どうすればよいのだろうか。
ある程度、ワンルームマンションをいくつか持ってくると、今度は違うもので運用してみたくなるものである。いくつか選択肢のある中で、一棟アパートだったり、オフィスビル等の事業用物件だったり、あれこれ考えて見たくなるものである。そんななか、事業用物件というかオフィスビルを専門に扱う会社から「持病用物件に対する投資はどうか」という話が舞い込んできた。多少興味があったので、一度会って話を聞いてみることにしたのである。
私は、かつて不動産屋に勤務していて、事業用物件の取り扱いを担当していました。その当初はバブルの絶頂期であったので、お店や事務所などに使われる事業用物件には、どのような不良物件でも数日の間に引き合いが来て、翌月までには売却又は賃貸されるというような状態でした。ですから、都内の山手線沿線沿いに新しい物件が出たという情報がくると、現物も見ずに、手を回すと言ったことも度々ありました。そんな状況にかげるが見えるようになったのは、平成3、4年ごろだったでしょうか。